絵画墨跡その他

吉山 明兆 神前 松徳 狩野 山雪 狩野 探幽 雲谷 等的 等識
宗精 木庵 性瑫 狩野 安信 柏巌 性節 白隠 慧鶴 伊藤 若冲
狩野 探信 文保愚海 熊谷 守一 上甲 平谷 落合 朗風 松村 外次郎
広瀬 楚庵 堀 義雄 下村 良之介 酒井 良 作者不詳

狩野 探幽(かのう たんゆう)[1602 - 1674]
狩野孝信の長男で、幼名を采女、名を守信と言い、出家後探幽、白蓮子と号した。
徳川幕府に仕え、元和7年(1621)奥絵師となり、寛文2年(1662)に法印、宮内卿に叙せられた。 狩野派様式を新時代的な武家絵画に再編成した。

作品一覧

※写真をクリックすると全体図が御覧頂けます

狩野探幽筆:人丸像 狩野探幽筆:柿本人麿像
紙本淡彩横幅/34.5×53.5cm/江戸時代

明石の浜辺に座す一麿の像であって、図上にその詠「ほのほのと、あかしのうらの朝霧に、しまかくれゆく、舟をしそおもふ」が記されている。大和絵にも長じられた探幽らしい作品である。

狩野探幽筆:雲竜像 狩野探幽筆:雲竜像
紙本墨画横幅/48×65.8cm/江戸時代

十分に余白を生かし、画面向って右上方から姿を現した龍の威容をよく捉えているが、探幽らしい気品と穏和さを感ぜしめる。款印は「探幽斎筆」(法眼探幽)。 従って探幽の法眼叙任(寛永15年、1638)以後、法印叙任(寛文2年、1662)までの間の作である。

ページのトップへ
ページのトップへ