串本応挙芦雪館 花鳥画:長沢芦雪筆:紙本墨画「龍図」長沢芦雪筆:紙本墨画「虎図」長沢芦雪筆:紙本墨画「虎図」長沢芦雪筆:紙本墨画「虎図」。無量寺本堂室中之間・仏間の左側の襖絵で、天明6年初春滞在中の作。画面右端に三角に尖った岩盤があり、そのかたわらから前を睨んで威嚇する虎の姿は、余白を意識させない迫力に満ちている。長沢芦雪筆:紙本墨画「龍図」長沢芦雪筆:紙本墨画「龍図」。無量寺本堂室中之間・仏間の右側の襖絵で、天明6年初春滞在中の作。雲気をまとう竜が、画面の上辺から半身をのぞかせ睨みをきかせる構図で、角や髭まで含めると襖一面ほどの大きさになる頭部から、鋭い鉤爪の生えた前肢までは、大きく弧線を描き、座敷を挟んで向かい合わせに位置する虎図の概形と巧みな呼応を示している。
串本応挙芦雪館 花鳥画:長沢芦雪筆:紙本淡彩「猿図」長沢芦雪筆:紙本淡彩「猿図」。水墨を主体とし、猿の顔にのみ朱を点じている。枯木の幹や枝の特異な筆法、樹上の猿の動勢、および安定した構図に芦雪の画才が現れている。款印は「蘆雪寫」(魚)。長沢芦雪筆:紙本淡彩「猿図」
串本応挙芦雪館 花鳥画:長沢芦雪筆:紙本墨画「薔薇図」襖8面長沢芦雪筆:紙本墨画「薔薇図」。無量寺本堂上間二之間東面の襖絵で、天明6年、初春滞在中の作。三匹の猫のそれぞれの姿態には鋭い自然観察が認められ、薔薇の枝や水辺の葦には力強い筆力があふれている。ことに、水面を狙う一匹の猫は生態の瞬間的な描写としてすぐれている。長沢芦雪筆:紙本墨画「薔薇図」。無量寺本堂上間二之間北面の襖絵で、天明6年、初春滞在中の作。奇異な形の岩、それに応じた雌雄の鶏の姿態、長く伸びた薔薇の枝には動勢が感じられる。一方、鶏の描写は精緻で、芦雪の熱心な自然観察をしのばせている。長沢芦雪筆:紙本墨画「薔薇図」
串本応挙芦雪館 花鳥画:長沢芦雪筆:金地着色「群鶴図」小襖絵4面長沢芦雪筆:金地着色「群鶴図」長沢芦雪筆:無量寺本堂上間一之間の小襖絵「群鶴図」長沢芦雪筆:無量寺本堂上間一之間の小襖絵「群鶴図」長沢芦雪筆:金地着色「群鶴図」。無量寺本堂上間一之間の小襖絵であったもので、右端の一面に「応挙」の款印があるのみで年記はないが、同じ部屋の壁貼付絵「山水図」と同期の作。芦雪が京都から運んだもの。やや剥落しているが、五羽の鶴の飛翔により豊かな空間を感ぜしめる。金地に朱と胡粉と墨のみを用いた色彩感覚もすぐれている。長沢芦雪筆:無量寺本堂上間一之間の小襖絵「群鶴図」アップ
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