絵画墨跡その他

吉山 明兆 神前 松徳 狩野 山雪 狩野 探幽 雲谷 等的 等識
宗精 木庵 性瑫 狩野 安信 柏巌 性節 白隠 慧鶴 伊藤 若冲
狩野 探信 文保愚海 熊谷 守一 上甲 平谷 落合 朗風 松村 外次郎
広瀬 楚庵 堀 義雄 下村 良之介 酒井 良 作者不詳

伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)[1716 - 1800]
名を汝鈞、字を景和、号を若冲、米斗翁などと言う。
京都に生まれ狩野派を学んだがあきたらず、宋元古画の研究と身近な動植物の写生により、特異な色彩と形態感覚を発揮する独自の花鳥画家となる。

作品一覧

※写真をクリックすると全体図が御覧頂けます

伊藤若冲筆:鶏図 伊藤若冲筆:鶏図
紙本着色丈幅/109.2×47.5cm/江戸時代

若冲の得意とする鶏図であるが、有名な御物の鶏図のような精緻な表現でなく、力強い筆力に見るべきものがある。作風的に見て晩年作であろう。落款はなく、印章は「藤汝鈞印」「若冲居士」。

伊藤若冲筆:蕪図 伊藤若冲筆:蕪図
紙本淡彩丈幅/108×29cm/江戸時代

若冲は京都錦小路中魚屋町の青物問屋伊藤家の長男として生まれた。そのためか好んで淡彩の飄逸な蔬菜図を描いている。本図は墨に青色を加えたうるおいのある表現と力強い筆力に特色がある。 印章は「藤汝鈞印」「若冲居士」。

伊藤若冲筆:髑髏図 伊藤若冲筆:髑髏図
紙本墨画丈幅/102.5×29.7cm/江戸時代

若冲は中国版画に学んで、墨拓刷の画巻や画帖を刊行しているが、本図のような作品にはその制作体験が生かされている。 本図と酷似した「野晒図」が大阪府西福寺に所蔵されており、寛政6年(1794)の作品なので、本図の大体の制作年代が判明する。印章は「藤汝鈞印」「若冲居士」。

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