絵画墨跡その他

吉山 明兆 神前 松徳 狩野 山雪 狩野 探幽 雲谷 等的 等識
宗精 木庵 性瑫 狩野 安信 柏巌 性節 白隠 慧鶴 伊藤 若冲
狩野 探信 文保 愚海 熊谷 守一 上甲 平谷 落合 朗風 松村 外次郎
広瀬 楚庵 堀 義雄 下村 良之介 酒井 良 作者不詳

文保 愚海(ぶんぽう ぐかい)[生年不詳 - 1803]
臨済宗白隠下の禅僧。
京都東福寺に留錫中応挙と親交あり。宝永の大津波で流出した無量寺再建の使命を帯びて南紀に来り天明6年(1786)再建の業を果たす。 現在の無量寺所蔵の絵画墨蹟等は、ほとんど当時愚海によってもたらされたものと考えられる。生年不明、無量寺中興開山。

作品一覧

※写真をクリックすると拡大図が御覧頂けます

文保愚海筆:無量寺再建棟礼 文保愚海筆:無量寺再建棟礼
杉板(横物)/36×148.7cm/江戸時代

南紀一帯が大津波に襲われたのは宝永4年(1707)に当たり、富士山爆発の数ヶ月前であった。その後天明6年(1786)に再建の業を果たした愚海和尚自筆のものである。 杉の一枚板を横に用いてあり、寺院建立の棟礼としては異例に属する。簡潔な筆致で再建の経緯を叙述してあり、和尚の素朴で力強い禅僧の風格がうかがえる。

ページのトップへ
ページのトップへ