絵画墨跡その他

吉山 明兆 神前 松徳 狩野 山雪 狩野 探幽 雲谷 等的 等識
宗精 木庵 性瑫 狩野 安信 柏巌 性節 白隠 慧鶴 伊藤 若冲
狩野 探信 文保愚海 熊谷 守一 上甲 平谷 落合 朗風 松村 外次郎
広瀬 楚庵 堀 義雄 下村 良之介 酒井 良 作者不詳

廣瀬 楚庵(ひろせ そあん)[1908 - 1983]
京都生まれ。京都市立絵画専門学校を中退。
久しく東福寺僧堂に通参。説明性を排除した墨象風作画を展開し、壷中居、ホテル・オークラ、阪急画廊、セントラル美術館などのほか、ニューヨークで水墨画個展を開催。83年75歳で没した。84年思文閣美術館で遺作展が開催された。

作品一覧

※写真をクリックすると全体図が御覧頂けます

廣瀬楚庵筆:蓮花 廣瀬楚庵筆:蓮花
紙本墨画額装/47.5×36cm/1969

東福寺山中の蓮池に通い、日に千枚をデッサンすること年余におよんだと聞く。
禅機にも似た核心を貫く筆力、一切の説明性を排除した省略の極致、作者の気合は一閃する。
(ホテル・オークラ個展出品)

廣瀬楚庵筆:無題 廣瀬楚庵筆:無題
紙本墨画額装/34×43.4cm/1969

禅は徹底したリアリズムだから、いたずらな説明や解釈は要らない。作者は禅に参ずること多年、画禅一味の人であった。
左上部より右側にかけて一気に引かれた墨線は、まさに電光影裏に春風を斬ったのである。
(ホテル・オークラ個展出品)

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